高速鉄道の駅・乗り方


(写真1枚目は深圳北駅、2枚目は広州南駅)
中国高鉄の駅は日本の駅と大きく違います。列車に乗るよりは飛行機に乗る感覚に近いです。列車に乗るためにはまず前提としてネット予約を済ましている必要があります。もちろん駅の窓口で乗車券を購入することもできますが、行列ができていることが多く、かなり時間に余裕を見ないと乗り遅れる可能性があります。また、中国高鉄の列車は常に混雑しており、お目当ての列車に乗るためには旅程が決まり次第できるだけ早く予約する必要があるでしょう。かつては駅で乗車券を受け取らないと乗車できませんでしたが、現在ではパスポートさえあれば乗車券の受け取りは必要なく乗車することができます。逆に言えばパスポートを紛失した場合、鉄道に乗るのが結構難しくなるという点は注意が必要です。
まず駅に到着したら駅の入口にある改札口でパスポートを提示します。自動改札機と有人改札口があり、自動改札機の方が空いていることが多いのでそっちに行きたくなりますが、外国人のパスポートの場合は基本的に有人改札口を通る必要があります。ただし一部の駅では無人レーンにもパスポートなどを読み取れる装置が付いていることもあります。改札を通過したら手荷物検査があります。場合によっては身体検査(金属探知機やボディタッチなど)もあります。空港の荷物検査に比べれば簡易的で流れ作業で、繁忙期でない限り待ち時間はほとんどないと思いますが、荷物検査を済ませるとようやく上の写真のような待合室となっている広い空間に着きます。さらにここからホームに入るためには各ホームにある改札を通る必要があります。この改札は列車が出発する10~20分ほど前から改札を開始し、5分前には改札を閉めてしまいます。なので少なくとも15~20分前までには駅の待合室に入る必要があるでしょう。中国の鉄道は日本と同じく、何か事故などがない限りはほとんどの列車が定刻で運転していますが、日本との違いとしては早発があるという点ですね。本来の出発時刻の2~3分前に出てしまうのはよくあるようです。また、この改札が始まるより早くホームに立ち入ることはできません。入場券もありません。この改札でも自動改札機と有人改札口がありますが、やはりパスポートで乗車する場合は有人改札口しか通れません。この2つの改札と荷物検査を通ればようやく列車に乗車できます。始発駅や停車時間が長い列車は改札を開始した時点ですでに列車がホームにいますが、途中駅の場合出発時間の1~2分前に入線することもあります。中国の列車は編成が長く、最も長い列車では18両もあるため、案内表示に気をつけながら自分が乗車する号車を探しましょう。
降車時にも改札があります。私の体感ですが降車時の改札は有人レーンでなくてもパスポート読み取りが可能な改札が多いように感じます。というより有人レーンがないところが多いと思います。降車時もパスポートの読み取りが必要になりますので用意しておきましょう。
座席の種類は大きく分けて3種類
商務座



最も料金が高く、日本のグランクラスに相当するのが商務座(ビジネスクラス)です。一部の列車にのみ連結されています。連結されている列車はCR400AFまたはCR400BF系列などで運転される「復興号」列車が中心。鉄路12306アプリでは「復興号」の表示がある列車に連結されています。同じ商務座でも写真のような横2列配列の飛行機のファーストクラスのような座席と、日本のグランクラスと同じような横3列の車両があります。この2つのタイプのどちらで運転されるか見極めるのは簡単で、鉄路12306アプリから見れば一発で分かりますが、詳しくは後述します。写真は新しいスマート復興号で、鉄道車両としては破格の豪華設備となっています。座席のリクライニングは電動で、フルフラットにすることも可能です。料金はやはり一等座と比較してもかなり高く、区間にもよりますが二等座のおよそ4倍、一等座のおよそ2倍近い料金設定になっています。例えば北京から上海の場合、二等は662元、一等は1060元なのに対し、商務座は2318元となっています。それでも中国には裕福な人が多いので、特に長距離列車は商務座から先に満席になることが多いようです。
商務座には充電設備としてワイヤレス充電器、USBソケット×2、それとは別にコンセントを完備。1席に1つ専用の個人用モニターまであります。このモニターでは飛行機のモニターなどと同様にエンターテイメントメニューなどもありました。また、列車を紹介するビデオなどもありました。また、中国語の新聞、さらにおつまみがいくつか入った袋とミネラルウォーターが貰えます。さらに、大きな駅では商務座の乗客専用の待合室が完備されており、多くの人が集まり座るところを探すのが大変な通常の待合室とは違う場所で乗車まで過ごせます。もちろん通常の待合室に行っても問題はありません。それから列車によってはパーサーが乗車しており、ドリンクなどのサービスが行われることもあるようです。


こちらはスタッガード型の商務座座席です。CR400BF-Z/Sなどに搭載されています。通路側に仕切りがあり、ここを閉めると半個室のような状態になります。もちろんフルフラットにもなります。飛行機のファーストクラスやビジネスクラスに近いです。
これらの豪華仕様の商務座はまだ少数派で、多くの商務座は通常の開放型です。CR380系列およびノーマルのCR400AF/BF、CR400AF/BF-Sの前後のうち片方の商務座が開放型です。
商務座のサービス

商務座の乗客は通常の待合室とは隔離された商務座待合室を利用することができます。商務座待合室は飲み物とお菓子、おつまみなどが無料で提供されています。外国人の場合受付でパスポートを提示すれば入ることができます。受付の際に番号札が手渡されます。乗車時間になると専属の係員が呼びに来てくれ、ホームまで案内してくれます。中国の駅では改札が始まると改札口が非常に混雑しますが、商務座の乗客はこの改札口を通ることなくホームに入ることができるようになっています。パーサーが乗車している列車では列車から降りるときにもパーサーが改札口まで案内してくれるサービスもあります。

長距離を走る列車(複数の鉄道局にまたがる列車番号がGの列車)の商務座の乗客は食事も無料です。食事が提供される時間帯は昼食が11時半~13時、夕食が17時半から19時の間で、少しでもこの時間に走行している列車は食事のサービスを受けることができると思われます。食事は食堂車でも販売しているレンチン弁当とカップスープで、45元~55元程度の食事です。ご飯とお肉はとても美味しかったのですが、野菜が激辛で食べるのが厳しかったです。種類はいくつかあるようで、乗車時にどれが良いか聞きに来ました。これ以外にもお茶やジュースなど飲み物が飲み放題で、多分アルコール類もあるようです。これ以外に一等座と同じく水とおつまみの入った袋が全員に配布されます。
一等座

日本で言うとグリーン車に相当するのが一等座です。商務座とは異なり、高速鉄道車両で運転するほぼ全ての列車に連結されています。商務座のような特別なサービスはありませんが、座席は快適そのもので、特に長距離の乗車なら一等座を選ぶ価値は十分にあるでしょう。写真はCR400AFのものです。CRH1Aなど古い車両は座席が進行方向を向いていない固定式のものもあります。写真はCR400AFの一等座です。

こちらはCRH5Aの一等座です。CRH5Aはイタリアの車両をベースに設計されていますが、座席はJR東日本のE2系(CRH2系列)に近いものとなっています。日本のグリーン車に比べて座席間隔が短くなっています。
一等座のサービス

一等座では全員に水とおつまみの配布があります。上の写真は上海~北京の列車で、水以外にもお茶を選択できましたが、基本的には問答無用で水が出てきます。おつまみは鉄路局により中身は異なりますが、ジャーキーやスルメなど、5~6点が入っています。
そのほかの座席

上の写真は一部のCRH5Gにある「优选一等(プレミア一等)」です。プレミア一等は現時点でCRH5Gで運行される瀋陽~丹東などの一部列車と、CR400BF/AF-BSが担当する北京~上海の列車などごく一部の列車に連結されています。商務座ラウンジを利用することが可能ですが、商務座とは異なりドリンクサービスや食事のサービスはありません。CRH5Gのプレミア一等座は横3列配置で、横4列配置の一等座よりかなり広く感じます。料金は一等座よりもやや高い程度で、商務座よりは安いです。
これ以外に「特等座」というものがあります。CRH380Bなどに連結されており、こちらも一等座よりやや高い値段設定となっています。プレミア一等との違いは商務座ラウンジを使えないことなどが挙げられます。
高速鉄道の車両

高速鉄道の車両は今がまさに過渡期。高速鉄道黎明期に導入された車両から、400km/hの走行に対応した新型まで導入されています。毎年ものすごい数の車両が製造されてはいるのですが、その分新しい路線が開業しているため、結果的に黎明期の車両も残っています。写真は深圳北駅。左の2列車はCRH1A-Aという車両で、ドイツのボンバルディア社の車両を中国でライセンス生産した車両になります。右から2番目の車両はCR400AFという車両で、現在中国高鉄の主力車両の1つです。最高時速400km/hの運行に対応しており、営業運転でも最高350km/hでの運転を行っています。一番右は日本でも見たことあると思いますが、CRH2Cという車両で、東北新幹線で走っているE2系をベースに製造された車両になります。
高速鉄道の車両は日本(E2系)、ドイツ(ICE・ヴェラロ / ボンバルディア・ゼフィロ)、イタリア(ペンドリーノ)、そしてそれらの技術を組み合わせて発展させた形式が存在します。なにしろ高速鉄道の路線長は世界一なので、日本とは異なり高速鉄道の車両も多種多様です。最近ではCR400シリーズが増えてきましたが、それ以外の車両もまだまだ健在です。日本で製造されたCRH2A-2001~2003も現役です。また、高速鉄道の夜行列車用車両もあります。こちらもいくつか種類があります。なお夜行列車用の車両がそのまま昼の列車に入ることもあります。

こちらはCR400BFです。CR400AFと並び、中国高鉄の新時代を作る形式です。

こちらも同じくCR400BFですが、こちらの方が新しい車両で、智能復興号(スマート復興号)と言われるCR400BF-Sという車両です。このように中国高鉄の車両は同じ形式でも両数の違いや座席配置の違い、寝台車か否か、最高速度などにより細かく分かれています。
高速鉄道の予約方法
中国鉄道の予約方法は主に2つあります。1つはトリップドットコム経由での予約、もう1つは中国鉄路の公式アプリ「鉄路12306」から予約する方法です。どちらの方法も一長一短で、メリットとデメリットがあります。
トリップドットコムでの予約
・日本語で駅名の検索や予約が可能
・日本円で購入することが可能
・日本語によるサポートを受けられる
・初めての予約の場合、3%オフクーポンがある
・実名認証が不要で、すぐに予約できる
・手数料が掛かる
・中国国鉄が認めた購入方法ではない
・
トリップドットコムは中国国内で「携程旅行(CTrip)」という国内最大手の旅行サイトを展開する一方、日本への展開も積極的で日本語でのサポートを受けることができます。後述する鉄路12306に比べてかなり簡単に予約できるので、たまにしか中国鉄道に乗らない人にオススメです。予約は日本語で可能となっており、駅名入力も日本語に対応しています。トリップドットコムで予約することの最大のメリットはやはり実名認証が不要という点。鉄路12306の場合パスポートの画像などを送る必要があるため、かなり面倒で時間もかかります。トリップドットコムの場合パスポート番号と名前があれば予約できます。
[blogcard url=https://www.12306.cn/mormhweb/zxdt/202412/t20241211_43192.html]
鉄路12306が2024年12月に発表した声明によると、鉄路12306(公式の予約サービス)以外、いかなる予約サービスも承認しておらず、12306以外で予約した場合、追加料金が掛かったり個人情報が流出するリスクがあると発表しています。これらの内容からトリップドットコムに関しても中国鉄道が認めている予約サービスではないだろうという点に留意が必要です。事実、トリップドットコム経由の予約だと運賃の他に追加で手数料が掛かります。予約手数料は25元(500円)掛かるようです。ただし為替レートがかなり有利な数字になっているので、12306で予約するのとそこまで大きく変わるということはなさそうですが、何本も列車に乗る場合はそれなりの金額になってきます。ただ面倒な実名認証が不要で、日本語に対応しているというメリットはとても大きいので、とりあえず初心者はトリップドットコムでの予約をオススメします。
余談ですが、中国のホテルもトリップドットコムで予約することをオススメします。前述の通りトリップドットコムは中国最大手の旅行サイトで、他の予約サイトでは予約できないホテルを多数扱っています。また、予約確認書を中国語で表示させることもできるため、フロントでも簡単にチェックインできます。もちろん日本語によるサポートを受けることもできますし、海外OTAサイトとしては珍しく日本で旅行業登録を受けているので安心です。
トリップドットコムでの予約方法
今回はスマホアプリを使用して予約を進めていきます。

トップ画面から右上の「列車」を選択します。

出発地と到着地を選択します。もちろん日本語で入力できます。

乗車したい列車と等級を選択します。ここに表示されているのは実際の金額ではなく、これに加えて手数料が発生します。満席の場合は「空席待ち」と表示されます。



次の画面で乗客の情報(氏名とパスポート番号)と連絡先(氏名とメールアドレス)を入力します。
ゴールド会員以上で年2回、払い戻し手数料免除の特典を受けられます。権利を持っていても購入時に手数料免除のところにチェックしないと手数料が発生します。なお、今後はダイヤモンド会員以上にならないと手数料免除がなくなってしまうようです・・・。
日本の鉄道とは異なり座席指定は横位置しか指定できません。号車や何番などの指定はできません(12306でも同様です)。
初回の利用時などクーポンがある時があります。適用されているか購入前に忘れずに確認しましょう!
次の画面で決済画面になるので、そこで決済して購入完了となります。
事前申込について
トリップドットコムでは発売日前に予約を受け付ける「事前申し込み」を行っています。これは発売時刻になったら自動的に乗車券を取ってくれるというものです。ただし発売からすぐに取ってくれるというわけではないようで、5件事前申し込みしたうち取れたのはたったの1件でした。人気列車を取る目的ならば12306で予約開始と同時に取った方が良さそうです。
鉄路12306での予約
・予約手数料が不要
・公式から直接購入できる
・車両形式や座席表を確認できる
・繁忙期や人気列車の予約が取りやすい
・実名認証が必要
・決済に失敗することがある
・日本語非対応(英語と中国語のみに対応)
・日本円で購入不可
中国鉄道の公式予約プラットフォームが鉄路12306です。公式の予約サイトなので安心ではありますが、日本語には対応しておらず、英語と中国語のみに対応しています。駅名の検索も日本語に対応していないため、簡体中文もしくは英語表記で入力する必要があります(例:広州の場合广州またはGuangzhouと入力)。
英語と中国版では内容がかなり異なっており、英語版はいろいろと簡易的です。特に列車の使用車両や座席表などは中国語のみで見ることができるので、中国語版がオススメです。
鉄路12306は中国在住者に最適化されているため、海外からの登録はいくつかのハードルを乗り越える必要があります。最も面倒なのは実名認証。中国人の場合は簡単に登録することができるようですが、外国人の場合パスポートを登録するにはちょっと手間が掛かります。詳しくは後述しますが、パスポートの画像と、パスポートを持っている本人の画像の2枚を撮影して送信する必要があります。VISAやマスターカードなど海外クレカでの決済にも対応していますが、決済に失敗してしまうことがあります。私も何度か失敗してようやく購入できました。これを回避するためにAliPayやWechatPayにクレカを紐づけて購入する方法もありますが、決済手数料が掛かるので直接購入するよりも高くなってしまいます。
鉄路12306の登録方法
PCでもスマホアプリでも登録可能ですが、ここではPC版の画面で進めていきます。中国語版と英語版ではまた違う画面になりますが今回は中国語版で進めていきます。もしうまくいかない場合は英語版をお試しください。

[blogcard url=https://kyfw.12306.cn/otn/regist/init]
ここのページから登録画面を開くことができます。一番上から
・ユーザー名(任意の文字列)
・パスワード
・パスワード(確認のためもう一度入力)
・身分証のタイプ
・氏名
・身分証番号(パスポートの番号)
・身分証の有効期限
・誕生日
・割引の種類(学生または子供の場合のみ)
・メールアドレス(Gmail可)
身分証のタイプ(证件类型)は「外国护照」を選択します。氏名は漢字ではなくパスポートに記入されているのと同じ綴りのローマ字を入力します。ID番号はパスポート番号を入力します。身分証の有効期限はパスポートの有効期限を入力します。メールアドレスはGmailでも問題ないと思いますが、不安なら違うアドレスの入力をお勧めします。一番下の電話番号は中国、香港、台湾の電話番号しか使えないようなので今回は入力しません。
このあとメールの認証を行いアカウント作成は完了となります。メールは迷惑メールに振り分けられている可能性が高いので、届かない場合は迷惑メールフォルダを確認してみてください。
実名認証
中国では鉄道に乗車するのにも飛行機並みのセキュリティがあります。実名認証もその1つで、外国人の場合パスポートの登録が義務となっており、事前にパスポートの認証が必要になります。

中国語版アプリの場合、「我的」画面の右上の歯車マークを押し、設定画面を開きます。この中で上から3つ目の項目が実名認証になります。
実名認証を行っていない場合、パスポートを撮影するように出るので、指示に従って撮影します。
説明には認証に3~5営業日掛かると書いてありましたが、実際は1時間も経たずに認証完了になりました。

実名認証が完了した場合この画面になります。実名認証が完了するとようやく乗車券の購入が可能になります。
鉄路12306での予約方法

最初の画面で出発地、目的地を入力します。そうすると列車一覧が出てきます。

座席を選択します。ここで乗車する人を追加します。アカウントの持ち主とは違う人が乗車する場合、別途登録が必要となります。

この次の画面に移る間に座席が取られます。この画面に遷移するまでに30秒程度掛かります。この画面から20分以内に支払う必要があります。立即支付を押すと支払い画面に進みます。外国人の場合支払いはクレカのみで、VISA、マスターカード、JCB、ダイナース、ディスカバーが使用できます。クレカによっては決済が通らないこともありますので、クレカを複数枚用意しておくのが確実です。
鉄路12306のその他の機能
鉄路12306はスーパーアプリと言われるもので、予約以外にも様々な機能があります。一番便利なのは時刻表機能で、列車番号を入力すると時刻はもちろん、当日は遅延情報なども出ます。また、動車組の列車のほとんどは座席表も表示されます。
あと12306アプリには通販やホテルの予約、さらに飛行機やバスの予約すらできるようですが、とりあえず外国人では使えなさそうです。
私は実際に使ったことがありませんが、駅ナカにあるファストフード(マクドナルドやケンタッキーなど)や、食堂車で販売している弁当などをアプリで購入し、座席まで持ってきてくれるサービスもあるようです。
乗車券の発売日
日本の場合は一か月前の10時に発売されますが、中国では基本的に15日前に発売されます。ただし春節期間など長期連休の日の乗車券は別で、特別な発売スケジュールが組まれますので注意が必要です。中国の場合は路線が非常に多いため、発売時刻は乗車駅により異なります。乗車券の発売時間については鉄路12306アプリから確認できます。



参考までに北京、上海、広州の発売時刻は上記の通りです。同じ都市でも駅によりバラバラなのが分かると思います。なおこの発売開始時刻は変更になることもあると思います。あと上記の時間は中国時間なので、日本と1時間時差がある点に留意が必要です。
発売制限について
その列車の始発~終点ではなく、途中駅で乗降する場合、長距離乗る乗客を優先的に乗せるため、乗車券を直前まで発売しないことがあります。この場合でも「満席」の表示になりますが、乗車日の2~3日前に制限が解除され突如として大量の空席が出ることがあります。なので満席表示でも諦めずに待ってみるという手もあります。また、同じく1~2日前に列車の満席の状況を見ながら急遽増結が行われることもあるようです。
駅の間違いに気を付けましょう!

大きな都市の場合、高鉄が発着する駅が複数あります。例えば深圳の場合、深圳北駅、深圳東駅、深圳駅、深圳坪山駅、福田駅があります。大きな都市から列車に乗る場合は、乗車駅をよく確かめておい