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大安北蒸気機関車陳列館

大安北蒸気機関車陳列館は吉林省大安市にある鉄道車両保存施設。空港からかなり遠く、比較的地方部にあるため行きにくいですが、中国では北京(中国鉄道博物館)や瀋陽に匹敵する大きな鉄道博物館となっています。ここは名前の通り、蒸気機関車の展示がメインとなっています。ここの特徴と言えば何といっても数の暴力。蒸気機関車だけで80両ほどの車両を収蔵しており、世界最大の蒸気機関車保存施設としてギネス世界記録にも認定されています。これ以外にもディーゼル機関車や電気機関車、客車なども収蔵されており、収蔵車両数は軽く100両を超えます。これは北京の中国鉄道博物館(東郊館)を凌ぐ規模であり、収蔵車両数だけで見れば中国で最も大きい鉄道博物館と言えます。ただし保存されているSLの中に満州鉄道時代から使われている機関車は無さそうで、他の車両もトップナンバーなどは保存されていません。その代わりSLのうち半分程度が特別装飾(偉人号など)となっています。

長らく一般公開されていませんでしたが、2024年頃より一般公開が開始され、2026年4月時点では入場料無料で誰でも入ることができます。

ギャラリー

大安駅。中国によくある地方の駅といった感じです。かなり北の方にあるため、4月でも気温は5度程度でした。時期によっては防寒対策が必須ですね。

まず入場門を入るとディーゼル機関車中心のゾーンがあります。ここだけでディーゼル機関車が6両もあります。同じ機関車が何両も保存されているのはこの施設ならではかもしれません。

メインとなる蒸気機関車の展示ゾーンです。大きな転車台をぐるっと囲むように蒸気機関車が展示されています。転車台といっても埋められているので転車台としての機能はなさそうです。1線あたり2両の蒸気機関車が留置されているので、だいたい蒸気機関車だけで80両程度展示されています。

展示されているDF4のうち1両は運転台が開放されています。一部機器類は撤去されていますが、ディーゼル機関車の運転席に乗れるのは貴重です。

機関車のみならず客車も置いてあります。この客車は引退後にカラフルな塗装に塗り替えられ窓なども改造されたようです。主題酒店と書いてあったので列車に泊まれる宿泊施設を作っているのかもしれません。

博物館のすぐ横には朽ちた機関車が大量に留置されています。機関車の墓場になっているようで、その中の一部が整備されて保存されている感じのようです。

すぐ横には現役の機関車も止まっています。こちらはHXN3です。

この場所はすべての線路が非電化ですが、電気機関車もどこかから持ってきたようです。SS8、SS4、SS3がそれぞれ1両ずつ保存されています。

SL展示場の中心は転車台のようになっていますが、全体的に埋められており現在は稼働していないようです。SLのうち半分程度は何かしらの装飾が入っています。

建設8041「青年号」。これらの装飾は現役時代から付けられていたのか、引退後に付けられたのかは不明です。

屋内の展示場ではSLの断面を切り取り、構造が分かりやすいように展示されています。

一見すると船の操舵室のような感じですが、実際は機関車の運転台の機器類が並んでいるだけの謎空間。

基本的に屋外の車両展示がメインですが、屋内の資料展示も結構あります。車両図鑑は試作車まで網羅されており資料としてかなり良いものです。

展示されている蒸気機関車のリスト

※個人調べ。抜けや間違いがある可能性があります。

見たところ展示されているのは前進型、建設型、上游型の3形式のみで、満州鉄道時代からの機関車は無さそうでした。

機関車番号特別装飾
前進1307青年号
前進1820黄継光号
前進3352青年号
前進2000青年紅旗号
前進7103先鋒号
前進6377?
前進0141青年労働号
前進1030民兵号
建設5674青年号
前進0373青年号
建設5485
前進6586
建設6241
前進7086民兵号
前進7113
建設8099
前進6926※愛称取付プレートのみ
前進6411
建設6021
前進0397?青いVマーク
前進6679
前進6461
建設6315
前進6464
前進6410先鋒号
前進6725
前進6886
前進0104青年号
建設8233
前進7106
建設5304
前進1450?
前進6485
前進1833民兵号
建設8199
前進2181先鋒号
前進1?35
前進7082
前進1707
建設6483
前進7084
前進1707
建設6483
前進7084
前進6434
建設8050
前進6732
建設8211
前進0110青年号
建設8200
前進6809体育先鋒号
前進1153青年号
前進1306民兵号
前進1699青年号
前進2319先鋒号
前進1043青年号
建設0180学習毛沢東号
建設8101※愛称無し 特別装飾
建設0688主人号
建設8103※愛称無し 特別装飾
上游1083青プレート
建設5727青年号
建設8042※愛称無し 特別装飾
上游1195※愛称無し 特別装飾
建設0523学習毛沢東号
建設5161文明号
上游1564※愛称無し 特別装飾
建設8041青年号
建設8109先鋒号
上游1359※愛称無し 特別装飾
建設8163※愛称無し 特別装飾
建設8208※愛称無し 特別装飾
建設5616主人号
建設8158※愛称無し 特別装飾
建設5678青年号
建設5855※愛称無し 特別装飾
建設6096青年号
上游1818※愛称無し 特別装飾
上游0943?※愛称無し 特別装飾
建設6418※屋内カットモデル展示

展示されている他の機関車

DF8 0085
DF4C 0035
DF5 0014
DF7C 3052
東方紅5? 0267
DF4D 0106
GKD1 1099
東方紅5? 0073
北京3002
DF4 6486
DF5 0014
DF4C 0034
DF4D 0382
DF4D 0356
SS8 0068
SS4 0489
SS3 4477
DF7 0231
DF7 0234
DF7 0228

アクセス

大安北蒸気機関車陳列館の最寄り駅は大安駅となります。大安北駅は存在こそしていますが現在旅客営業は行っていません。大安駅は長春~白城の間にある駅で、だいたい1時間に1本程度列車があります。長距離を走るK列車もありますが、多くは長春~白城のみの区間列車で、CR200JのD列車か、非常に珍しい軟座のみのZ列車が走っています。

大安駅からは公共交通機関の場合「5路」のバスで行けるはずです。ただし本数はそれほど多くなさそうでした。タクシーだとだいたい15分~20分程度で行くことができます。

営業時間は9時~17時のようですが変更になる可能性があります。